2015年7月10日金曜日

会社のPCをWindows10にアップグレードする際の問題点

マイクロソフトの次期OS Windows10 が7月29日リリースと報道されていて現在無償アップグレード予約がWindows8.1、Windows7SP1の全てのPCに通知されているようで会社使用のDELLのPCにも通知が来ているのでアップグレードの際の問題点を検討してみました。


  • 出荷時の環境と異なる環境になるのでメーカーサポートはおそらく無くなる
  • Windows同梱のデバイスドライバーでデバイスが動作しない可能性がある。プリンタ等周辺機器のドライバも同様
  • アップグレードに時間がかかる。PCごとにアップグレード予約、ダウンロード、インストール、環境構築する必要があるのですんなりインストールできても数時間はかかる。長期間Windows更新プログラムを適用していないPCの場合更新プログラム適用の際に様々な問題が発生するので更に数倍の時間がかかる。

以上の条件となりご依頼いただいても1台1~2万円、動作保障無しのような形になりコストに見合わない可能性が高くなってしまいます。

アップグレードするメリットとしては

  • いまなら(無償アップグレード期間1年間、2016.7.28まで?)無償でアップグレードできる。
  • Windows起動にかかる時間が少し減り、アプリケーションの動作も少し軽くなる。
  • Windows8.1で無くなったスタートボタンが復活しているのでWindows7ユーザーにとって違和感が少なく移行しやすい。

といったところでしょうか。

となるとほぼ個人利用でアップグレード作業の手間を厭わない人しかアップグレードしないことになるがどの程度の数になるのだろうか。
今しばらくマイクロソフト、PCメーカーからのアナウンスを待とうと思います。

Windows7はメインストリームサポートが2015年1月13日に既に終了しているものの延長サポートの終了は2020年1月14日と後5年近くあるのでWindows10にアップグレードする明確なメリットが無ければWindows7をそのまま使うのが最善かもしれません。

2016.5.17
意図せずアップグレードされてしまうケースがちらほらあり、その際古いMS-Officeのファイルがダブルクリックで開かなくなる。Windows10対応していないソフトが使えなくなる等の問題が起こりました。
無償アップグレード期間は残り2ヶ月余りとなりましたが意図せずアップグレードされてしまい問題が起こり対応するより計画的にアップグレードしてコントロールするという選択肢がよいかとも考えています。

PC10台をWindows7からWindows10にアップグレード


Windows10へのアップグレード(マイクロソフト)
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-10-upgrade

Windows 10へのアップグレード(DELL)
http://www.dell.com/support/contents/jp/ja/jpdhs1/article/Product-Support/Self-support-Knowledgebase/Windows-Operating-Systems/windows-10-support/upgrade-to-windows-10/

Windowsのサポート期限(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/eos/consumer/default.aspx

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